阿部寿樹選手がさらに成長するためのポイントは【立浪和義の超野球論】
スイングが速くなった
風貌から「マスター」の愛称もある
今季のドラゴンズは、チームの成績自体は残念な結果に終わってしまいましたが、投打で新しい選手が、たくさん出てきました。 野手陣の中で、もっとも急成長した一人と言えるのが、29歳の阿部寿樹選手です。大学、社会人を経て26歳で入団した選手で、今季が4年目。今まではプロ1年目である2016年の18試合出場が最多でしたが、今季はセカンドの定位置を確保し、打率も3割に迫る勢いです(9月4日現在リーグ9位の打率.299)。個人的には、あまり似合っているとは思えませんが(笑)、ヒゲをトレードマークに人気も出始めているようですね。 もともとスイング自体には悪いクセもなく、タイミングの取り方もうまい選手です。技術的な変化というより、おそらく、オフからしっかり振り込んだからだと思いますが、スイングが力強く、速くなったことが・・・
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週刊ベースボール