【RIZIN】“鬼神”クレベル、王者・鈴木千裕に勝利し王座奪還 額から流血…異例の年越し決着
格闘技イベント「RIZIN DECADE」第14試合
格闘技イベント「RIZIN DECADE」(31日・さいたまスーパーアリーナ/ABEMA PPVで全試合生中継)第2部「RIZIN.49」第14試合、フェザー級タイトルマッチ RIZIN MMAルール:5分×3R(66.0kg) 【動画】激闘を繰り広げた2人に会場からは大歓声…クレベル・コイケvs鈴木千裕、壮絶な戦いの最後 第14試合のフェザー級タイトル戦では王者・鈴木千裕(25=クロスポイント吉祥寺)が挑戦者のクレベル・コイケ(35=ボンサイ柔術)に判定負けを喫した。 蟻地獄のような寝技をしのぐのに精一杯だった。スタンドの展開では圧倒していた。1Rはクレベルの前足にカーフキックを当て、主導権を握る。グラウンドの展開ではトップポジションを奪われる展開や足関節を狙われる場面があったが見事にしのいでみせた。 2Rは早々にテイクダウンを許し、グラウンドの展開に。トップのマウントポジションを奪われると防戦一方になるが、常に動き続けなんとかこのラウンドもしのいだ。 3Rも寝技師・クレベルに引き込まれるグラウンドの展開に。これまで防ぐ展開が長かったがこのラウンドではトップから鉄槌。クレベルの額に当て、流血させた。 鈴木は極められることはなかったが、終始クレベルの寝技に振り回される結果に。ジャッジ全員がクレベルを支持し判定負け。クレベルが王座奪還に成功した。 約1年越しの再戦だった。1度目の対戦は2023年6月のタイトル戦。当時フェザー級王者だったクレベルは計量オーバーし試合前日にベルトはく奪された。鈴木にとっては勝てば王者になるチャンスだったが1R・一本負けを喫し、試合はノーコンテストとなっていた。 あのときと立場が逆転している。鈴木は昨年11月に敵地・アゼルバイジャンで行われたヴガール・ケラモフとのタイトル戦で勝利し王者に。今年4月には挑戦者・金原正徳を迎えての防衛戦を行い、1R・TKO勝ちを収めていた。
ENCOUNT編集部