【中学受験・驚きの戦略】「子どもの偏差値より低い学校」にも見学に行くべき意外な理由とは
大手4大塾を徹底解説! お子さんを合格に導く上手な塾の使いこなし方
中学受験勉強で役立つ勉強の方法や、すぐに実践できるコツなどをYouTubeチャンネル「ホンネで中学受験」で発信しているユウシンさん。 【グラフでわかる!】「子どもと相性のいい塾の見つけ方」レベルの高い塾、宿題が多い塾はどこ? そんなユウシンさんの著書『SAPIX、日能研、四谷大塚、早稲田アカデミー 中学受験4大塾でがんばるわが子の合格サポート戦略』は、塾別・学年別・科目別にサポートし、お子さんを合格に導く上手な塾の使いこなし方がわかる1冊! 既にお子さんが4大塾に通っている親御さん、どの4大塾に通わせようか悩める親御さんは必読です! 今回はその著書の中から「語彙力を鍛える方法」と「持ち偏差値より低い学校の説明会にも行く」というトピックスをピックアップ。中学受験合格のための目から鱗の戦略とは?
語彙力を鍛える方法
語彙力は、読解における基礎となる部分なので、なるべく低学年の頃から常に意識して取り組んでほしい学習の1つです。 まず、語彙力を学習する上で非常に大切な考え方が、「日常から学ぶ」ということです。お子さんとテレビを見ている時やお話している時、国語の宿題で文章を読んでいる時に、言葉の意味を質問された経験はありますよね。そういう時に適当に流すのではなく、その場ではできなくても、一緒に辞書を引いて調べてほしいのです。 そして、わからない言葉を調べたら、まとめておくことが重要です。自分が知らなかった言葉がまとめられた語彙ノートをのちのち見直すことで、かなり効率的に語彙学習ができます。また、語彙ノートを作ることで、その言葉を覚えやすくなります。 習慣化するのはなかなか大変ですが、下図を参考に語彙ノートの作成をオススメします。 ポイントは、意味だけでなく、例文を自分で考えることです。そうすることで、言葉がわかるだけではなく、使いこなせるようになりますよ。
持ち偏差値より低い学校の説明会にも行く
中学受験の目的は様々あると思いますが、志望校への進学が当然大きな目的でしょう。学校選びに関し、とにかく注意してもらいたいのが、「幅広い偏差値帯から学校選びをする」ということです。 学校説明会はたくさん開催されますが、持ち偏差値と同じか、それよりも高い偏差値の熱望校の説明会に参加することが多いでしょう。あこがれの学校を見学し、モチベーションを上げるのは良いことですが、保護者のみなさんは冷静な視点を持ってください。 脅かすつもりはありませんが、受験は思っている以上にシビアです。併願戦略を間違えてしまうと、どこにも合格できない、いわゆる「全落ち」という事態もあり得ます。何年もかけてがんばってきたのに1つの合格ももらえないというのは、受験指導者の立場からも絶対に避けたいことです。 そのためには、持ち偏差値から考えて合格率が高そうな学校の中にも、「行きたい」と思える学校を見つけておくことが重要です。たとえ第一志望校や第二志望校とご縁がなくても、「行きたい」と思える学校に合格することで、結果的に納得して受験を終えることができます。 受験に絶対はありませんが、持ち偏差値より5~10 は余裕のある学校から探しましょう。第一志望校の説明会に行くことも重要ですが、受験の厳しさを知る者としては、むしろ行きたい安全校を探すことの方がはるかに重要だと言えます。 よく、「偏差値〇以下の学校には行く気はありません」と言う保護者の方がいます。しかし、キレイごとではなく、中学・高校の魅力は偏差値に比例するものではありません。「偏差値が低いから」という色眼鏡を外し、様々な学校の説明会に行くことで、きっと素敵な志望校が見つかるはずですよ。 中学受験は、素晴らしいものです。幼かった小学生が、「合格」という目標に向かって努力を重ね、成功も失敗も経験しながら成長していきます。生徒のそんな姿を見て、毎年感心させられます。そして、そこには親御さんの手厚いサポートが必要不可欠なのです。
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