「いつも暑い2階」を涼しくする5つの方法
2階がいつも焼けるように暑く、いろいろ試しても改善しない…。 シーリングファンを使ってみたり、雨戸を1つ残らず閉めてみたりしても、室温は下がってくれず、耐えられない暑さのまま。 もしあなたの家がそんな状況だったら、いまからご紹介するシンプルなワザをいくつか試してみましょう。いつも暑いの2階を、涼しくできるかもしれません。
1. 空調システムをチェックする
あたたかい空気は上昇し、冷たい空気は下降します。2階が暑くなっている原因は、この単純な物理的現象のせいかもしれません。 その一方で、家の空調システムがフル稼働していない可能性もあります。もしそうであれば、空調機器から離れている2階だけでなく1階にいるときにも、効きが悪いことに気がつくかもしれません(訳注:アメリカの家は普通セントラル空調であり、地下などにある空調機器から、各部屋に冷気を送っている)。 まずは、室外機の周囲、少なくとも3フィート(約90cm)の範囲内に、小枝などの障害物がないかを確認しましょう。室外機のまわりに空気の流れをさえぎるものがあると、空調設備の機能の低下を招くことがあります。 そうなると、2階が暑くなるだけでなく、ファンにも負担がかかります。専門家に空調設備を見てもらって、ちゃんと動いているかどうかを確認してもらうと良いでしょう。
2. 窓を目張りする
一般的に、窓と窓枠の間にある隙間を探してふさぐのは冬場です。そうすれば暖房費を抑えられます。 その一方で、夏場にも同じことをしようと思い立つ人は、なかなかいません。ですが、隙間がある窓から冷気が逃げると、空調設備の効率が下がって、2階が暑くなってしまうことがあります。 窓の修理や交換に回せる予算が手持ちになければ、とりあえずは、目張り交換のためのDIYキットを試してみましょう。一時的な対策としてなら、窓用のシュリンクラップ・キットを使ってもいいでしょう。
3. 屋根裏部屋を換気する
屋根裏部屋に換気扇を取りつければ、その効果で、2階にこもった熱気が放出されやすくなります。 サーモスタット付きの有線ファンなら、175ドル(約2万6000円)ぐらいで買えます。自分で設置するつもりであれば、ソーラーファンでも350~450ドル(約5万2000~6万6000円)ぐらいで買えます。 ただし設置には、屋根に上って、そこに穴を開ける作業が伴うため、DIYに慣れていない人は、専門業者に頼むほうが無難です。 専門業者に設置してもらう場合、平均で650ドル(約9万6000円)ぐらいの費用がかかります。けれどもそのおかげで、うだるような夏の暑さの2階が涼しくなるのですから、それだけの価値は十分にあると言えるのではないでしょうか。