川崎憲次郎の2020年プロ野球ドラフト注目選手
川崎憲次郎の注目選手(2)
佐藤輝明選手。近大出身の選手ですが、阪神(の一位指名)が確定しました。この佐藤輝明選手、僕も注目していたんですけど、左のスラッガーで、体の芯がすごく強い。それでいて中心がぶれないんですね(バットを)振った時に。ということは、やはり来た球をちゃんとうまく捉えられるそういうセンスと、あとは(手首の)返しですね。返しがすごく強いなという僕の印象なんですね。それでいて体の中心がずれない。これは将来のスラッガーとして相当期待できますね。というのも、今年タイガースは福留孝介選手がいなくなりましたし、それから糸井選手も以前ほどホームランを打てなくなってきている。そういう中で、こういう左のスラッガーを阪神が(交渉権を)獲得したというのは、これは阪神にとって非常に大きなことだと思います。 そしてもうひとつ、佐藤選手は兵庫県出身なんですね。ここはお互いが相思相愛なんじゃないかと。例えば佐藤選手も、調べてないので分からないですけど、まあ阪神に入りたかったんじゃないかなと。今後注目してほしい選手ですよね。
川崎憲次郎のドラフト秘話
1988年の自分のドラフトの年なんですけども、本当にドラフトにかかるのか、これが分からないんですよ。自分では期待はしています。 もちろんプロのスカウトが家にあいさつにも来てくれて「うちが指名しますからね」と言ってはくれるんですけど、本当にかかるかどうかっていうのはふたを開けてみないと分からないんです。それでドラフトにかからなかった選手っていっぱいいますからね。 ドラフトにかけてもらったのがジャイアンツとヤクルトだったんですね。僕はもう、よっしゃ、まずかかった、よっしゃ、というのがあって、その中でも僕の第一志望は本当にヤクルトだったんです。子供の時からの夢であるプロ野球選手になれる、なれたっていうことがまず嬉しかったですね。