井村屋 日本酒「福和蔵」が初の金賞
井村屋(三重県津市、岩本康社長)が製造・販売する清酒「福和蔵 純米大吟醸」が、「令和5酒造年度全国新酒鑑評会」で初の金賞を受賞した。 21年に多気町の商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」内で酒造をオープンし、井村屋グループで初の清酒ブランドとして誕生した「福和蔵」。19年に子会社化した伊賀市の老舗酒造メーカー・福井酒造場の「福」と、井村屋の創業者・井村和蔵氏の「和蔵」から名付けられた。 主原料の酒米は、三重県産の「神の穂」を使用し、仕込み水は松阪市飯高町で採取したカルシウムやミネラルを多く含む硬水を使用。金賞を受賞した「福和蔵 純米大吟醸」は、米の旨みとパイナップルのような香りが広がるすっきりとした上質な味わい。 酒類総合研究所と日本酒造組合中央会が共催する「令和5酒造年度全国新酒鑑評会」では、全国から828点が出品され、特に優秀と認められた195点が金賞酒に選ばれた。