トヨタ株が急伸、エヌビディアの半導体活用し次世代自動車開発
(ブルームバーグ): トヨタ自動車の株価が一時3.9%高と急伸した。人工知能(AI)向け半導体大手、米エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)が、トヨタが自動運転向けAI製品の顧客になると発表したことが材料視された。
フアンCEOはラスベガスで開催中のテクノロジー見本市「CES」で日本時間7日午前11時30分から講演した。エヌビディアの発表によると、トヨタはエヌビディア製の半導体とソフトウエアを使用し、次世代自動車を開発する。
7日の東京市場では東京エレクトロンやKOKUSAI ELECTRIC、イビデンなど半導体関連株も軒並み大幅高となっている。フアンCEOの講演を前に6日のエヌビディア株が最高値を更新したことを受けた。
野村アセットマネジメントの石黒英之チーフ・ストラテジストは、2025年はデータセンターなどインフラだけでなく、ソフトウエアやサービス分野などに人工知能(AI)の裾野が広がる可能性があると話す。
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Momoka Yokoyama, Toshiro Hasegawa