「こういうゴルフを続けたら…」吉田優利が今季初のトップ10 次戦はハワイへ
◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 最終日(27日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6650yd(パー72)◇曇り時々晴れ(観衆4752人) 【画像】 松山英樹がギャラリーにサイン。ありがとうございました 最終18番(パー5)で3打目のアプローチがカップのそばを通って、“お先に”バーディでホールアウト。吉田優利は悔しそうにクラブを握ったが、「本当に惜しかった」と笑顔を浮かべた。 3打差3位から出た最終日を6バーディ、1ボギー「67」で回って通算14アンダー2位。今季主戦場とする米ツアーでの14試合、国内ツアー5試合を合わせて最上位、今季初のトップ10入りとなった。 昨年5月の国内ツアー「ワールドレディスサロンパスカップ」以来の4勝目には届かなかったが、悔しさと同じくらい納得できるゴルフができた。
「今年のはじめからすると、すごく良いゴルフができた。こういうゴルフを続けたら、また勝てるなと思った」と振り返る。母国の試合で自信をつけて、次は11月6日開幕の米女子ツアー「ロッテ選手権」(ハワイ州・ホアカレイCC)に出場。ここから正念場を迎える。 昨年末の米ツアー予選会を経て今季は海外を転戦したが、14試合に出場して最上位は7月「ダナオープン」16位。予選落ち8試合と苦戦が続いていた。米女子ツアーの年間ポイントレース(レース・トゥ・ザCME)は132位と、来季出場権が得られる80位には届いていない。 「ロッテ選手権」以降で出場できる試合は未確定。まずはハワイでの一戦でポイント獲得を目指す。「米ツアーはレベルが高くて、自分がいくら良くても周りが伸ばしたらそれまで。しっかりそれに食らいついていけるように、練習の質を上げたい」と表情を引き締めた。(埼玉県飯能市/谷口愛純)