原英莉花は特注した「ボヨンボヨン」の練習器具でショット好調! 4年ぶりの大会制覇へ1打差2位の好発進
2020年大会で“完全優勝”を遂げている原英莉花
◆国内女子プロゴルフ 最終戦 JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 11月21~24日 宮崎カントリークラブ(宮崎県) 6497ヤード・パー72 【動画】「全力で一打一打!」原英莉花のホールアウト後インタビュー これが実際の映像です
2020年大会チャンプの原英莉花が7バーディー、2ボギーの「67」をマークして、首位と1打差の5アンダー2位タイで滑り出した。
1番とパー5の2番でバーディーチャンスにつけたが決めきれず、「その流れを切りたくないと思った」と、続く3番でフェアウェイから残り130ヤードを9Iで3メートルにつけてバーディーとした。このバーディーが「今日のスコアにつながった」と振り返った。 前半だけでさらに3つ伸ばすと、折り返した後の10番で99ヤードを2メートル、11番パー5で100ヤードを1メートル、12番パー3で138ヤードを2.5メートルにつけて3連続バーディーとした。 終盤の16番パー3と17番を連続ボギーとしたが、初日から首位を守り完全優勝を遂げた2020年大会の初日と同じ「67」をマークし、思わず「超えたかったー」と本音を漏らした。 ドライバーショットが左に行く“症状”に悩んでいたが、ドライバーヘッドをかえたことで「つかまりが少しおさまった」ことと、ある練習器具で「タイミングを取り戻す練習」をしたことが奏功した。 それは「シャフトがボヨンボヨンのドライパー」で、2~3週間ほど前にシャフトメーカーのUSTマミヤに特注したものが今週届いた。 「左にいかせたくないって思うほど下半身が止まって、ちょっと振り抜きが悪くなってしまっていたので、そこをどうにかしたいなと思って考えついた」という。 原といえばフェードヒッターのイメージがあるが、いまは意図せず「ドローぽい感じ」が持ち球になっている。「自分的には右を向きたくないけど、右を向かなきゃいけない」気持ち悪さを抱え、さらには20年当時よりも飛距離が落ちているといい、ティーショットで「気になってた木とかが全然違う」と、ティーイングエリアで考えることも当時から変化している。 「コースも難しいですし、ここでしっかり戦えたら、すごいいいと思います。やっぱり今年は優勝がないので、優勝したいっていう気持ちがある。その気持ちと、いいショットが噛み合ってくれたら」と残りの3日間を見据えた。
ゴルフのニュース編集部