ロレンゼンが11億円でロイヤルズと再契約 22年にエ軍で大谷翔平と同僚 「二刀流」どうなる!?
FAのマイケル・ロレンゼン投手(33)がロイヤルズと700万ドル(約11億円)の1年契約で合意したと6日(日本時間7日)、米スポーツ専門局ESPNのジェフ・パッサン記者が自身のX(旧ツイッター)で報じた。2年目は1200万ドル(約19億円)の相互オプションが付いているという。 【写真あり】「翔平は稀有な選手」大谷について語るロレンゼン 宝物はサイン入りVansスパイク 2015年にレッズでメジャーデビューした右腕は、19年に自己最多73試合に登板。22年はエンゼルスで先発として18試合に登板し8勝6敗、防御率4・24だった。大谷翔平(現ドジャース)とは休日にアナハイム近郊のビーチに出かけるなど親交が深かった。 24年もレンジャーズとロイヤルズで26試合に登板。24試合に先発し、7勝6敗、防御率3.31と好成績を残した。 一方で打者としては15年から19年までレッズに在籍していた時に合計で145打席、打率・235、7本塁打をマーク。このオフには代理人が「二刀流選手」として各球団に売り込もうとしているとスポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が報じた。 投手の打撃成績としては悪くないものの、野手としては平均以下。しかも、過去3シーズンは一度も打席に立っていない。にもかかわらず「二刀流選手」として売り込もうというのは、MLB球団の投手登録数の制限ルールを回避するためとみられている。 MLBは22年6月に、26人のロースターで登録できる投手を13人に制限するルールを導入した。このルールの一環として、各選手は「投手」「打者」または「二刀流選手」のいずれかに指定される。二刀流選手の場合、投手数の制限にカウントされないから、エンゼルス時代の大谷翔平は他の13人の投手と同時にロースターに登録することが可能であり、他のチームよりも1人多くの投手を抱えることができた。 二刀流選手として認定されるには、特定の条件を満たす必要がある。現在のシーズンまたは前のシーズンで、少なくとも20イニングを投げ、さらにポジションプレーヤーまたは指名打者として20試合に出場し、それぞれの試合で最低3打席に立たねばならない。ロレンゼンについて言えば、25年シーズンに向け契約したチームで、ポジションプレーヤーまたは指名打者として20試合に出場し、それぞれの試合で最低3打席に立てば、二刀流選手に認定され、その資格は25年だけでなく26年まで継続される。