【ボートレース】<クイーンズクライマックスへの道>滑り込み出場の川野芽唯が2度目の制覇に燃える
ボートレース蒲郡のプレミアムG1「第13回クイーンズクライマックス」(QC)は12月28日から31日まで開催される(QCシリーズは同26~31日)。下関チャレンジカップが終了し、ベスト12が決定。G2レディースチャレンジカップ(LCC)で優勝戦2着に入り、出場選出順位11位で出場を決めた川野芽唯(38)=福岡・100期=は2回目のQC制覇に燃える。 最後の最後に滑り込んだ。川野のLCC前検時の女子賞金ランクは16位。5日目6Rの予選ラストは6号艇で4着。大滝明日香と得点率6・33で並んだが、上位着順(1着数)の差で優出を決めた。「乗れるんですか? 終わったと思って、すごく落ち込んでいました」と喜んだ。 優勝戦は6号艇。6コースから最内を差して2マークを2番手で旋回。平高奈菜との次位争いをゴール直前に“ハナ差”で制して2着でゴールした。「今日は3着以上取らないと話にならんと思って。うれしいですね。QCも頑張ります」と笑みがこぼれた。 今年は7優出2V。目立った活躍はないが、力は衰えていない。2015年の福岡QCでG1初優勝。昨年8月の津レディースチャンピオンは複勝率32%のエンジンで予選をトップ通過したが、準優は2着。優勝戦も2着に終わり、機力不足に泣いた。しかし、QCは上位12基のエンジンがそろう。津の時のようにパワーで大きく負けることはなさそうだ。トライアル初戦は6号艇。6コースの走り方のうまさは女子の中ではトップクラス。1走目から見せ場を作りそうだ。
報知新聞社