「ジュリアの代わりになりたいわけじゃない」林下詩美26歳にエースの自覚…いま明かす“マリーゴールドへの本音”「旗揚げ前は不安に駆られましたよ」
「作りすぎて覚えてない(笑)」料理でストレス解消
最近はどんな日常を過ごしているのだろうか。 「料理するのが好きなんですよ。スーパーで食べたい野菜や肉を買ってきて、家で作る。時間を気にせずに作り続ける。何も考えない。動画を流しながら、4時間。揚げ物も煮物も十何種類。めちゃくちゃ作りすぎて、何作ったかさえ覚えてない(笑)。それを冷蔵庫に入れるんです」 キッチンに立って料理に没頭する林下の姿を想像する。なんとなく意外な感じがする。 「疲れたな、ストレスがたまったなと思ったら、包丁でみじん切り。みじん切りができるから、キーマカレーも1回に鍋いっぱい作ります。その時、食べるぶん以外は冷凍することもあるし、鍋のまま冷蔵庫に入れることもある。洗い物が嫌いなんです。お皿洗うのがダメ。視界に入ってしょうがないから洗いますが、手が濡れるのが嫌い。お姉ちゃんに家に来てもらって皿を洗ってもらったこともあります」 料理は好きだけど、洗い物が苦手。なかなかに難儀な性質だ。 「でも洗濯は大丈夫。干すのもたたむのも大丈夫です。雨も土砂ぶりならいいけど、なんかちょっと濡れるのが嫌なんです。奄美の大家族の頃は交代でしたから、仕方なく食器洗いをやっていました。極論、紙の皿でもいいですけど、見た目は大事。それを無理やりプロレスにつなげるなら、動きやすいダサいコスチュームより、ちょっと窮屈でも格好いいコスチューム。やっぱりスターには最高のコスチュームですよね」
「林下詩美の弱いところを見せたくない」
マリーゴールドにはボジラというドイツ人の超大型パワーファイターがいる。林下は以前にもメーガン・ベーンという大型選手に出逢った。 「大きい選手はうらやましい。見るからにデカくて強い。私も大きい方ですが、『普通の女の子だねえ』と言われることもあって、『それはねえだろう』と(笑)。私の体は外からの物理的な衝撃に対しては頑丈にできているんですが、内側が弱いのかな。秋も花粉でダメなんです。熱が出たりして」 ハロウィーンのイベントマッチ。林下はイケメンマスクに変身してリラックスしていた。この先、天麗皇希のリクエストに応えてタッグを組む。 さまざまなトピックはあるが、いまのところ、林下はゆったりと構えている。ワールド王座に挑戦するのは来年1月3日、大田区総合体育館。Sareee vs.高橋奈七永の勝者と戦うことになった。10月24日のボジラ戦での勢いを見てしまえば、林下の相手は必然的にSareeeになるだろう。 「Sareeeの印象……。タフで激しくて、立ち上がってくる人、ですね。すごく強気。私も強気ですけど、目に見えて強気という感じではない。怖くはないですね。ただ、今までやってきた相手とは全然違う。別パターン過ぎます。それでも、私は林下詩美の弱いところを見せたくない。絶対に負けられない。林下詩美の強いところを見せますよ」 建物は変わったが、大田区総合体育館は女子プロレスの歴史を見守ってきた場所だ。そんな特別な空間で、林下詩美はマリーゴールドのエースとして復活する。
(「プロレス写真記者の眼」原悦生 = 文)
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