「掃除を採点」 掃除機にスマホ装着、ARで軌跡「見える化」 日立
日立グローバルライフソリューションズ(GLS)が、掃除の軌跡を可視化するスマートフォンのAR(拡張現実)アプリを開発した。充電式スティック掃除機の新製品にアプリをインストールしたスマホを装着すれば、ヘッドが通った床面が色分けされて表示される仕組みだ。 【関連写真】「ARおそうじ」アプリを使えば、掃除した場所が塗られ、掃除していない場所がすぐに分かる 開発した「ARおそうじ」アプリは、今年2月にコンセプトを公開し、体験型店舗「b8ta(ベータ)」などで消費者の声を集めてきた。9月中旬に発売する充電式スティック掃除機「パワーブーストサイクロン」PV-BH900SMの本体柄の部分に専用ホルダーを付けて利用する。 スマホの画面下部に掃除機のヘッド部分が映り、ヘッドが通った床面が色分けされて表示される。部屋の形を登録しておけば、部屋全体の掃除の状況も全体マップですぐに確認可能。掃除機を操作するおすすめのスピードも教えてくれる。 アプリには掃除を楽しむ演出も用意した。掃除するほど木の実が集まり、ときどき画面上に現れるほこりのキャラクターを吸い込むとボーナスがもらえる。掃除が終わると、掃除した範囲に応じたスコアを知らせてくれる。 アプリに対応するBH900SMは、前3方向のごみをLEDライトで照らし見つけやすくするとともに、前後だけでなく左右からも吸引できる「4方向吸引機構」をヘッドに採用したのが特徴。掃除効率を高めることを狙ったもので、価格は税込み8万8000円前後を想定する。
電波新聞社 報道本部