「面前DV」への対応を確認 岡山県警と児童相談所が合同訓練 児童虐待への対応力向上へ
KSB瀬戸内海放送
児童虐待への対応力を高めて被害にあう子どもを減らそうと、岡山県警と児童相談所が合同で訓練を行いました。岡山市の児童相談所は「暴力など虐待についてだけでなく、子育ての悩みなどを気軽に相談してほしい」と呼び掛けています。 【写真】訓練の様子
(夫婦喧嘩の様子) 「いけんじゃろうがそんなことしたら! ちゃんと考えてよ! やめろよ!」 岡山県警と岡山市の児童相談所などが合同で行った訓練です。 訓練は児童相談所に「隣の家から子どもの泣き声が聞こえる」と通報があり、相談所の職員と警察官が家を訪れた想定です。 今回は子どもの前でほかの家族に暴力をふるうなどして、子どもに心理的外傷を与える「面前DV」と呼ばれる虐待に対応する訓練をしました。 (児童相談所の職員) 「(児童相談所は)虐待みたいなイメージがあると思うんですけど、お子さんの成長の中での困りごとっていうのを一緒に相談しながら考えていける場所でもあるので」 警察によりますと、2023年岡山県警が虐待または虐待の疑いがあるとして児童相談所に通告した数は1252件で、このうち面前DVは505件でした、 児童相談所は、子どもの養育や子育ての悩みなど誰かに話したいことがあれば気軽に相談してほしいと呼び掛けています。 (岡山市こども総合相談所/米田早希歩さん) 「親が受け入れてくれないときに、児相と警察といろいろな関係機関が『この家族心配しているんだよ』と伝えられたらいいのかなと」
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