冬の味覚・カキがピンチ!「9割死んでる」「身が痩せている」、各産地でカキに異変...養殖業者も悲鳴「本当に死活問題」
間宮さん曰く、「この時期とれるカキとしては、まだ小さいものも目立つ」という今年。漁協関係者によると、原因は特定されていませんが、夏の暑さが長引き、海水温が上がっていること、えさの不足などが影響していると考えられています。
そんな状況を受け、カキの食べ放題を提供する、『山安水産』のカキ小屋は、週1~2日を定休日に変更。本来なら、この時期はカキの食べ放題を楽しむお客さんで毎日賑わっているといいます。
「もの自体がないので仕方ない」と、心境を明かす間宮さん。取材時は定休日でしたが、そうとは知らずに店に訪れるお客さんの姿も。大阪から来たというお客さんは、「(休みは)珍しいですね、毎年来ているのにね」と話し、他に開いているお店を探しに行きました。
カキの養殖業者からは、「もう続けられない」という声も。三重県なども調査に乗り出していますが、具体的な解決策などは見つかっておらず、来年以降の見通しもたっていない状況だといいます。
冬の味覚、カキに起きている異変。間宮さんは、「やはり経営的に、いろいろ考えていかなければならないときにきている。本当に死活問題です」と心境を明かしました。