荒川静香さんが語る羽生結弦さんの凄さ「人に見られることがエネルギー」「上昇志向」「伸びしろ残して金」
フィギュアスケート女子で06年トリノ五輪金メダルの荒川静香さん(42)が12日放送のフジテレビ「この世界は1ダフル 外国人1万人が選ぶスゴい日本人アスリートSP」(後8・00)にVTR出演。フィギュアスケート男子で五輪2連覇し、プロとして活動する羽生結弦さん(30)の凄さについて語った。 【写真あり】30歳の節目、羽生結弦さん単独公演スタート「まだまだやれるな」 番組内では羽生さんのスケート人生を追い、右足首の大ケガを負いながらも、五輪2連覇達成するまでを道のりを振り返った。 幼少期から羽生さんを知る荒川さんは「子供の頃から人に見られることがエネルギーになるっていうような。ちょっと恥ずかしさがあったりとか自分を外に発散することが上手にできない子が多い中、彼自身は見てほしい。目を引く子っていうイメージがありますね」と表現者としての資質を指摘。4回転ジャンプなど、常に挑戦し続ける姿に「“この先を見てみたい”“もっと高いところにのぼりたい”っていう上昇志向、“常に新しい世界を見てみたい”っていう、そういう欲は凄いあふれてたかなと」と解説した。 13年のソチ五輪で日本男子初となる金メダルを獲得した羽生さん。しかし、試合後のインタビューでは「緊張しました。すみません。オリンピックって凄いなって思いました。やっぱりちょっと悔しいかなって思います」とコメントしていた。 これについて、荒川さんは「とった結果に対しては満足。ただ、やっぱり自分の振り返ってみると、悔しさが残る内容だった。でも悔しさが残る内容でなかなか金メダルって獲れないもの。そこに伸びしろを残して金メダルを獲ったことっていうのは彼の凄い伝説の大きな一つじゃないかなと思います」と、その凄さを語った。