【佐世保競輪 G3九十九島賞争奪戦】深谷知広 地元・荒井も驚く“リムジン走法”で貫禄誇示
佐世保競輪の開設74周年記念G3「九十九島賞争奪戦」は3日目を終えた。 2年連続のグランプリ出場は逃したが、深谷知広が最後まで意地を示した。「誰も出させる気はなかった」 二次予選に続き準決も前受けから猛然と突っ張り先行で別線を圧倒。地元の荒井とワンツーを決めた。 その荒井は「リムジンに乗っているみたいやったね。寝て起きたら到着していた、みたいな(笑い)」と強さを表現。それほど後ろに“快適”な流れを提供したわけだ。 「蕗沢君との踏み合いが長くなったし、踏みたくないタイミングで橋本壮君が来ていたのも見えて全力でがむしゃらに踏んだ。感触的には変わらないです」 ほとんどのグレードレースに出走して年間42勝。最多勝には届かなかったが、中身の濃い走りを続けた。今年2度のVは武雄、熊本の開設記念。九州で3度目があっても不思議はない。 「勝ち切れなかった」ことが響いた一年の最後にV奪取で来年の反撃を開始する。