豊島区で4年目の「SDGsフェスティバル」開催。高際区長「SDGsの考え、取り組みは止まることはない」
豊島区が11月22日、同区内の豊島区立芸術文化劇場で「SDGsフェスティバル」を開催した。 豊島区の区立の幼稚園や小・中学校では保護者・地域・企業・大学などと協働で、持続発展都市の担い手を目指す「SDGs達成の担い手育成事業」を実施しているのだが、この「SDGsフェスティバル」は同事業の一環として令和3年度から開催されているもの。 この日のフェスでは区が推進するSDGsの取り組みを子どもたちに限らず、地域や保護者などが「自分ごと化」の意識醸成を図れるよう各学校が取り組んでいる内容について発信した。 今年は午前と午後の2部制で開催。午前の部では南長崎幼稚園が「未来に続く『もったいない』」、清和小学校が「世界に誇る日本の伝統文化」、要小学校が「おおぞらはばたく!」、南池袋小学校が「雑司ヶ谷の魅力発見!」、巣鴨小学校が「大塚大好き豊島区大好きぼくら地域の一員だ!!」、池袋中学校が「パートナーシップで目標を達成しよう~誰とでも手を取り合うことのできる人になろう~『車椅子体験と、ブラインドウォーク』」というテーマで、自分たちの取り組みを持ち時間の10分をいっぱいに使い発信した。
午後の部では西巣鴨幼稚園が「健康な心と体!西巣の森で遊んだよ!踊ったよ!」、池袋本町小学校が「学校からできる世界のために持続可能な社会を実現しよう!」、富士見台小学校が「富士見台小 学校ビオトープ、生き物ふれあい大作戦」、池袋小学校が「伝えよう、つなげよう、池小よさこい」、駒込中学校が「地域と連携したSDGs防災教育」、明豊中学校が「明豊中学校地域連携の実践発表・報告会」というテーマで踊りあり、寸劇あり、英語でのスピーチありと各校さまざまな趣向を凝らした発信を行った。 それぞれ発表の際にはこの取り組みがSDGsの達成目標の何番にあたるのか、そのために校内で具体的に行っていること、各地域の大人や企業との連携といったことを説明。地域という身近なところからスタートすることが、ひいては豊島区、日本、そして世界に広がりSDGsの達成につながるということを自覚しながらの行動であることをうかがわせた。