建築好き必見! 藤本壮介が監修したフランスの老舗シャンパーニュメゾン「ルイナール」の新施設が誕生
最上級キュヴェの新ヴィンテージが誕生
同時に、この記念すべき年にリリースされたのが、メゾンが誇る最上級キュヴェの新ヴィンテージ「ドン・ルイナール 2013」だ。(日本では2025年に発売予定)2013年という年について、最高醸造責任者のフレデリック・パナイオティスはこう語った。 「2013年をひと言で表すなら”晩熟な年”。気温が低くて開花が遅れ、ブドウはスローに、ゆっくり育ちました。その分、夏の天候は好ましく、十分な日照量と乾燥した気候で、雨量とのバランスに恵まれました。結果として、ブドウは美しい酸を湛え、傑出した年となりました」。 グラスから立ち上るのは豊かで奥行きのあるアロマ。レモンやベルガモットなどの柑橘やマンゴーの甘い香り、アイリスなど花のフレグランスが際立っている。透明感に満ちた凛とした酸味と繊細な果実味は、「ルイナール」のブラン・ド・ブランならではの魅力だ。どこか”光”を感じさせるような味わいは、パビリオンの印象と共通し、”ルイナールそのもの”を物語っている。こちらは、日本国内では、2025年に順次発売される予定だ。 「ドン・ルイナール 2013」
文:安齋喜美子