環境への思いやり、家電としての性能・機能 - ミーレのものづくり精神が詰まった新しい食器洗い機
新シリーズは多様なキッチンに合わせて選べるよう、ラインナップを強化している。高さのあるキッチンカウンターへも導入しやすい高さ85cmのXXLサイズや、ステンレスの標準ドア装備モデルを用意。ステンレス標準ドアのモデルなら、別売のドア材(ステンレス)を使わなくても、ステンレスキッチンになじむ。
このほか、ミーレの専用洗剤を使うことで洗剤自動投入ができる「AutoDos」、洗浄工程の最終段階の熱を利用しながら乾燥させる「AutoOpen乾燥」、専用アプリとの接続といった機能は、庫内バスケットの充実による庫内の収納しやすさなどに配慮している。 庫内が広いフロントオープンタイプということで、大型の調理道具やたくさんの食器類が入るのは大きなポイント。まとめ洗いのほか、年末年始など人が集まるとき、たくさん食器を使ってもストレスなく後片付けできそうだ。
■オーブンのベイキングデモを実施。クリスマスの定番お菓子を楽しむ メディア向け体験会の会場となったミーレ・エクスペリエンス・センター表参道は、ミーレ製品を実際に動かして体験できる場所。ミーレが目指すサステナブルな暮らしをリアルにイメージできる。 今回は「ミーレビルトイン食器洗い機 G 7000 リデザインモデル」以外に、オーブン「H 2456 B」のクッキングデモや、スリースタンディン冷蔵機器(冷蔵庫、冷凍庫)「K 4000 シリーズ」の展示紹介も行われた。
■毎日使ってよりエコに、よりキレイに仕上がるミーレ 今回は食器洗い機を中心にミーレの新作家電を見てきたが、日々使うことでより環境に配慮でき、よりキレイに仕上がることがミーレの製品かもしれないという印象を持った。 例えば「G 7000」シリーズは、消費電力を抑えながら食器の種類に応じて最適な洗い上がりをするプログラムを搭載したり、バスケットにいろいろな種類の食器類を入れたりでき、グラスのような繊細な食器も洗える。そもそも食器洗い機を動かす回数が減り、洗剤も自動投入なので最適な量を使えてムダを減らせる。 オーブンは焼きムラのない仕上がりや使い勝手の良さに引かれた。例えば自宅でクッキーを焼くとき、焼きムラは悩みの種。どうしても天板の前後を入れ替えたり、焼き加減を何度も確認したりと手間がかかるもの。しかし、ミーレのオーブンはそんな手間をかけなくても、一枚一枚キレイな焼き色! 「オーブンが違うとこんなにもクッキーの焼きあがりも違うのか」と感動した。調理の失敗はフードロスにもつながるが、上手に仕上がるならそんな心配もない。 ミーレの家電を体験する中で、同社が長年培ってきたサステナブルなものづくりの精神を強く感じた。ただ便利なだけではなく、所有する満足度も高い。日々の暮らしを一段上のステージに引き上げてくれる存在となりそうだ。 ■ 伊森ちづる 家電・家電量販店ライター。家電量販店の取材や家電メーカーの取材、家電製品のレビューを中心に活動。売り手、メーカー、ユーザーという3つの視点で家電を多角的に見るのが得意。雑誌、ニュースサイト、ラジオ、シンクタンク、自治体での情報提供など、多方面で活躍中。最近は、テクノロジー×ヘルスケア、テクノロジー×教育などにも関心あり。趣味は音楽鑑賞(クラシック)とピクニック。
伊森ちづる