平野レミ「雑誌の表紙なんて初体験!夫の和田さんに見せられず残念だけど。目も背も態度もデカい、ライバルの嫁たちに見せたい」
現在発売中の『婦人公論』2024年8月号の表紙は、料理愛好家の平野レミさん。これまでずっとエプロン人生だったと語る平野さん。きれいの秘密なんてないけれど、元気でいるために心がけていることは……。発売中の本誌から、特別に記事を先行公開いたします。 (撮影=浅井佳代子 構成=平林理恵) 【写真】ロールアップしたジーンズで足を組んで。若々しい平野さん * * * * * * * ◆楽しいわよねえ、人生は これまでずっと、エプロン人生でした。だから、エプロンつけて帽子かぶって、レミパン振っている写真ばっかり撮られてきたの。 それが今日はまさか、『婦人公論』の表紙ですって。本当にこれが私? もうどうしよう、という感じです。 長く生きてきたけど、こんな体験は生まれて初めて。ネックレスにイヤリング、いろいろくっつけて。楽しいわよねえ、人生は。 実は今回オファーをいただいたとき、一瞬ひるみました。でも、お友だちの森山良子ちゃんが撮ってもらっているのを見て、こんな自然体でいいのならもしかして私にもできるかも、と思って引き受けちゃった。(笑) おかげで冥土の土産ができました。
◆息子のお嫁さんは、私のライバルだからね! 残念でたまらないのは、この写真を和田さん(イラストレーターの故・和田誠さん)に見てもらえないこと。絶対喜んでくれたと思うんですよ。 なので、その代わりってわけじゃないんだけど、息子たちにもこの写真、送っちゃおうかな。息子のお嫁さん(俳優の上野樹里さんと料理家の和田明日香さん)は、私のライバルだからね! 彼女たち、すごいんですよ。目もデカければ背もデカい、おまけに態度もデカい(笑)。けど、いい子たち。 今日の私なら、そんな2人にちょっと対抗できるかも、なんて思ったりして。(笑) びっくりするんじゃないかしら。反応が楽しみです。
◆たくさん歩いて、ちゃんと食べる きれいの秘密? そんなものないない、無精だからなんにもしていません。ただ、この体は自分が預かっているものだから、大事にしなくちゃダメだと思っているの。 それで、タッタカタッタカ、たくさん歩いています。多いときは1日2万歩くらい。 歩くとお腹が減るからご飯をいっぱいおいしく食べられるし、夜はぐっすり眠れるの。いいことばかりです。 あるお医者さんから聞いたんだけれど、今日食べたものは、3ヵ月後に自分の血となり骨となり肉となるんですって。 毎日ちゃんと食べることで、預かったこの体もずっと元気でいられるはず。これからも大切にしていきたいと思います。 (構成=平林理恵、撮影=浅井佳代子)
平野レミ
【関連記事】
- 『金スマ』に平野レミさんと和田明日香さんが登場。仲良し嫁姑関係を語る「タダでいい嫁が来てくれた」「母の料理は実は繊細」
- 平野レミ 最初に作った普通の料理は「カレー」だった。いろいろやった後に辿りついた、小麦粉を使わず野菜で「とろみ」を出す我が家のレシピとは
- 71歳、ひとり暮らしの料理研究家が勧める「ひとり定食」 どんぶり1品でもOK!バランスがとれていれば、おなかも心も満足
- 岩下志麻「夫・篠田正浩と19歳で出会い、マンボを踊って〈この人だ〉と。結婚を決めたのは〈女優をやめろ〉と言われなかったからかも」
- 草笛光子「老いと闘ったり、年齢に逆らいたくなかったり。90を目前にした今、84歳の写真集を超えたい」