【福岡ソフトバンクホークス】1位で最速150キロ超の高卒右腕・村上泰斗の交渉権を獲得、育成含め12球団最多の19名を指名 | プロ野球 | ドラフト名鑑2024
2024年ドラフトを振り返り、新戦力を紹介していくプロ野球ドラフト選手名鑑。村上泰斗などソフトバンクが指名した選手の経歴やプレースタイルについてまとめた。
支配下指名の野手はショートメインながら他のポジションも守れる万能型
ソフトバンクは支配下で6名、育成で13名の合計19名を指名した。1位は宗山塁(明治大→楽天)、柴田獅子(福岡大大濠高→日本ハム)の抽選を外し、3度目の入札で村上泰斗(神戸弘陵高)の交渉権を獲得した。投手は村上の他に安徳駿(富士大/3位)と岩崎峻典(東洋大/6位)と支配下では大卒の2人を指名。両投手は早い段階での一軍昇格が期待される。 一方の野手は庄子雄大(神奈川大/2位)、宇野真二朗(早稲田実/4位)、石見颯真(愛工大名電高/5位)と支配下で3人を指名した。いずれもショートがメインだがその他のポジションも守れる万能タイプ。チーム状況によってはコンバートも行われそうだ。 育成では12球団最多の13名を指名した。
1位指名・村上泰斗(むらかみ・たいと)
神戸弘陵高で甲子園出場はなし。3年夏の兵庫大会では2回戦(初戦)で9回1失点、11奪三振の好投。3回戦は中継ぎで2回無失点5奪三振と完璧な投球を見せるもチームは敗退した。 中学時代は捕手を務めており、投手となったのは高校に入学してからと投手歴は浅いながら、最速152キロのストレートにスライダー、カットボール、チェンジアップ、フォークなど多彩な変化球を操る。稲嶺誉スカウト曰く「スピンの効いたキレのあるストレートが魅力で多彩な変化球を操りピッチトンネルできる投球は魅力」。
2位指名・庄子雄大(しょうじ・ゆうだい)
横浜高時代は2年春の甲子園に出場もノーヒットに終わった。プロ志望届を提出せず神奈川大へと進学し1年時からレギュラーを獲得。8季で5度(遊撃4、外野1)のベストナインを受賞した。走攻守揃った万能タイプで内・外野を守れる器用さがあり、1年目から一軍での活躍が期待される。
3位指名・安德駿(あんとく・しゅん)
久留米商高時代に甲子園出場はなし。プロ志望届を提出せず富士大へと進学した。富士大では3年時からリーグ戦に出場。主に中継ぎとして起用されたが、4年春は先発として2勝0敗、防御率1.03の好成績でベストナインと最優秀防御率のタイトルを獲得した。再び中継ぎとなった4年秋は6試合で19回1/3を投げ30奪三振、防御率0.93と圧倒した。最速151キロのストレートが武器。作山和英スカウトは先発としても期待している。
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