在英日本人が“新写真”公開…「ネッシー」か? 湖面に浮かぶ2つの“こぶ” 英メディア「謎の解明に役立つかもしれない」
イギリス北部スコットランドのネス湖の未確認生物「ネッシー」。依然としてその存在は謎に包まれていますが、今も目撃情報などが絶えません。8月末には、約50年ぶりとなる「ネッシー」の大捜索が行われ、世界で大きな話題となるなど、改めて注目の的に。 こうした中、捜索にボランティアとして参加したイギリス在住の日本人女性が、2018年に撮影した写真を公開したところ、イギリスメディアを中心に「ネッシーの謎の解明に役立つかもしれない」と注目されています。
■英メディアも注目…「最も衝撃的な写真」
8月末に約50年ぶりに行われた「ネッシー」の大捜索。発見には至りませんでしたが、研究者らが、捜索で得られたデータなどを分析中で、9月中にも調査結果を公表する予定です。 捜索が世界中のメディアで報じられる中、公開されたのが、2018年に撮影されたこの写真。湖面に何か黒いこぶのようなものが2つ写っているのがわかります。複数のイギリスメディアがこの写真を掲載して「最も衝撃的な写真」「ネッシーの謎の解明に役立つかもしれない」と報じるなど、注目されています。
写真を撮影したのは、イギリス在住のケリー狩野智映さん。当時の状況について話を聞きました。 ――写真を撮った時のネス湖の状況などを教えてください。 撮影した日(2018年8月)は雨は降っていませんでしたが、曇っていたと思います。ネス湖の近くでお昼ご飯を食べた後、湖畔で散歩をしていて、私の好きな写真スポットなので「ネッシー」を撮るつもりではなく、ただ写真を撮っていたんです。 その時に誰が最初に気づいたのか忘れましたが、「あ、なんか水面が変だね」と。見たときに、確かに水面が盛り上がった…と思ったら、何かがうねるように、水面のすぐそばで動いていたんです。だいたい湖畔から200メートルくらいは離れていたと思います。 スピードが速かったわけじゃないんですけど、私たちから見て右から左に向かって動いていました。その動き方がねじが回るように動いているので、カワウソかアザラシかな…と思ったんですが、ずっと見ていても頭を出さないんです。哺乳類だと湖面に出てきて呼吸しないといけないから、必ず頭を出すんですよね。でも頭が出てこないからおかしいなと思って、写真を撮りました。 ――その後、その様子をずっと観察されていたんですか? そうです。中に何かいるのが見えるのですが、水の透明度が良くないのでよく分からないんですよね。姿が消えるまでずっと見ていて、写真を撮って、その後いなくなって、湖面はおだやかになりました。その後も「なんだったんだろうね」って家族で話していて、ずっと気になっていたんです。 ――撮影された写真を見て、どう思われましたか? カメラのモニターでズームして見ようとしたら画面が小さくて、それ以上はよく分からなかったので、家に帰ってパソコンで大きい画面で確認しました。たぶん60枚くらい撮ったんですが、そのうちのほとんどはピンボケで、きれいに写ったものだけ残して見てみたら「なんだこれ?」っていう不思議な盛り上がりがあったり、その2つの“こぶ”みたいに出てきているのが見えたりしたんです。私みたいな人間がそういうすごい写真を撮ることなんてないという気持ちがあったので、半信半疑というよりも、もっと80%くらいが疑問みたいな印象でした。なので、当時は「これは違うよね」と気持ちを落ち着かせるというか、自分に言い聞かせるという感じでした。