注目のコラボレーションが誕生。

アビエイタージャケットを着たキム・ジョーンズのキャンペーンとルックが公開された。ディオールがストーンアイランドとのカプセルコレクションを24-25秋冬にリリースする。発売時期や価格は未定。先行公開されたキャンペーンビジュアルでは、写真家のデビッド・シムズが撮り下ろしたディオールのメンズ アーティスティック・ディレクターのキム・ジョーンズが登場。ストーンアイランドのアイコニックなコンパスローズとディオールのロゴを配したグレイン・ナッパレザーの重厚なアビエイタージャケット着ている。続いて、カプセルコレクションのルックやアイテムカットが公開され、コラボレーションの全貌が明らかになった。 【写真を見る】アビエイタージャケットを着たキム・ジョーンズのキャンペーンとルックが公開された。

服の錬金術

機能的で、ミリタリーにインスピレーションを得るストーンアイランドから、ディオールのオートクチュールのルーツと、優れたテーラリングの伝統まで、テクニックや素材に加え、アティチュードやムードの面において、2つの異なるカルチャーが融合し、ハイブリット化するコラボレーションが誕生した。ストーンアイランドのシグネチャーであるガーメントダイの技法は、コレクションの細部にまで落とし込まれ、ディオールの1955年秋冬と2013年春夏のオートクチュール アーカイヴからそれぞれ引用した刺繍が、複雑な手作業でアウターウェアやニットウェアに施されている。 コレクションの中心となるテーマは「色彩の錬金術」。それは、クチュールメゾンならではのノーブルな素材を使用することで、ガーメントダイの仕上がりに変容をもたらし、ストーンアイランドのアーカイブからピックアップされたシグネチャーの色合いとシルエットが活用され、大きく変容させているのが特徴だ。 キム・ジョーンズは今回のコラボレーションに関して以下のように述べている。 「このコレクションでは、ムッシュ ディオールと、マッシモ・オスティがストーンアイランドで手がけた作品とが出会い、両者の“こだわり”が融合しています。一方はオートクチュールのビジョンを掲げ、もく一方はミリタリーの機能性を探求するといったように、ふたりはファッションの領域の両極端を代表する人物だったかもしれませんが、私には彼らがお互いのなかに、そして服を通して彼らがやり遂げたことの中に、認め合う何かがあるように思うのです。このコレクションでは、対照的なヘリテージが融合することで、新しいタイプの服の錬金術が誕生しています」