マグロ市場活気 和歌山県那智勝浦で初市
はえ縄漁による生マグロの水揚げ日本一として知られる和歌山県那智勝浦町の勝浦地方卸売市場で4日、初市があった。クロマグロやビンチョウマグロなどがずらりと並べられ、市場が活気づいた。 【マグロの初市の動画はこちら】 この日は高知県と徳島県、沖縄県のマグロはえ縄漁船4隻などが約41トンを水揚げ。クロマグロ12匹をはじめ、ビンチョウマグロ、メバチマグロ、キハダマグロなど計約2400匹が揚がった。 関係者で市場の発展を願ってたる酒の鏡開きをした後、仲買人がマグロの尾の切り口などを確認しながら入札。落札されたマグロは箱に入れて氷詰めにされ、各地に出荷された。 市場を運営する県漁連勝浦市場の太田直久市場長(61)は「特に今年の初市ではクロマグロが揚がっており、非常にうれしく思う。去年の12月半ばぐらいから『さくらびんちょう』(ビンチョウマグロ)にすごく脂がのってきており、おいしい。ぜひ那智勝浦町に食べに来ていただければ」と話していた。
紀伊民報