寒い時期だけの絶景! 環七地下の「調節池」見学ツアー…洪水からまちを守る巨大トンネル潜入
地下河川は、トンネル式調節池を海等へ延伸し、流下施設にすることで、洪水を取水し続けることが可能になり、線状降水帯のような数時間降り続く豪雨にも効果を発揮する。ネットワーク化は、複数の調節池を連結することで、必要な調節池容量の確保に加え、調節池容量の相互融通が可能になり、局地的な時間100mmを超える豪雨にも効果を発揮するものである。 「私たちが行っている対策のほかに、みなさんができる対策もあります。例えば、各ご家庭で雨水貯留・浸透施設を設けるという方法です。これは、雨樋を伝って落ちてきた雨水を浸透ますで地中に浸透させることや、雨水タンクで溜めて、川や下水道への流出を防ぐというものです。溜めた雨水は植木への散水などに利用できます。 雨水貯留・浸透施設を導入する方への補助金制度もありますので、ツアーを楽しんだ後は、個人でもできる水害対策にも目を向けていただけるとうれしいですね」 取材・文:安倍川モチ子 WEBを中心にフリーライターとして活動。また、書籍や企業PR誌の制作にも携わっている。専門分野は持たずに、歴史・お笑い・健康・美容・旅行・グルメ・介護など、興味のそそられるものを幅広く手掛ける。
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