じつは自由な宗教だった!「イスラム教」への大きな誤解あれこれ
『イスラムと仲よくなれる本』(森田ルクレール優子 著、秀和システム)の著者は、20年ほど前にエジプト旅行をした際、人々が道端で礼拝している姿に感銘を受け、帰国後イスラム教に入信したという人物。 現在はパリで子育てを続けながら、イスラム教のシンプルライフを広める専門家として活動しているのだそうです。 ちなみに日本に帰国するたび、イスラムについてさまざまな思いが頭をよぎるようで、たとえば次のように述べてもいます。 「イスラム教ってどんな宗教なの?」と聞かれることも多く、他国に住んでいて長年イスラムに接していた方や、お仕事関係にイスラム教徒がいる方、さらには「子どもの友だちにイスラムの子がいる」という形でも、じつはイスラムについて「知らない」ということに気づかされました。(「はじめに」より) 少なくとも日本において、イスラム教はまだまだ遠く、なじみがない宗教なのでしょう。しかし、いまや外国人と交流する機会が劇的に増えている時代。つまり、もう「イスラムのことを知らなくても平気」とはいっていられない段階に入っているわけです。 だからこそ、本書が書かれたということ。 この本は、もしみなさんのとなりの席にイスラムの子が座るようになっても、すぐに話しかけられて、その日のうちに仲よくなれますように、という願いをこめて書きました。(「はじめに」より) この記述からもわかるように、本書では小学生でも読める簡易な文章によって、なかなか知る機会の少ないイスラムの基礎知識を解説しているわけです。しかし当然のことながら、大人にとっても有用な内容になっています。 きょうは、第4章「イスラムの大誤解、パパとママに教えてあげよう」のなかから2つのトピックスを抜き出してみたいと思います。 イスラムと仲よくなれる本 [ 森田ルクレール優子 ] 1,650 Amazonで見る 1,650 楽天で見る