“ビッグボス”は“シャウエッセン”を超えるのか?【川口和久のスクリューボール】
楽しさの中に厳しさも
ド派手だった新庄監督就任会見
1985年が発売開始だったらしいけど、日本ハムのロングセラー商品に「シャウエッセン」がある。本場ドイツのウインナーソーセージを、家庭で手軽に食べられるということで一世を風靡(ふうび) し、実は俺の大好物なんだ。からしとケチャップをつけながらビールを飲むというのが定番で、買い始めて長いし、結構、売上に貢献していると思うよ。 その日本ハムが、満を持してさらなる新商品『ビッグボス』を発表……新商品と言ったら怒られるかもしれないけど、プロ野球経営もビジネスだ。人気も成績も低迷していたチームを変えるため、ビッグボスこと、新庄剛志新監督就任で勝負をかける。 11月4日に就任会見をしていたが、商品イメージどおり(しつこいか)、ド派手で夢にあふれ、ファンを引き付ける楽しいものだった。彼は49歳だけど、話し方や表情がすごく無邪気。少年みたいに熱く楽しく夢を語り、顔を変えたと言いながらも、昔と変わらぬスマイルを浮かべていた。 現役時代から新庄のスター性は誰もが認めるところだったが、みんな・・・
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週刊ベースボール