「今の支持率なら前回選を上回れる」国民民主党・榛葉幹事長が真価問われる参院選に向け決意 新年度予算案への向き合いは“与党次第” 「対応によって我々の立ち位置や戦略戦術はガラッと変わる」
与党の姿勢を注視する国民民主党
こうした中、与党は12月20日にまとめた2025年度の税制改正大綱に引き上げ額を123万円として明記した一方、年収の壁をめぐる3党の協議再開が決定。 「国民(民主党)が途中で退席した経過もありましたので、それでは3党合意が実現できないことになりますので」と述べたのは自民党の森山裕 幹事長だ。 国民民主党の榛葉幹事長も「自民党も公明党も補正予算さえ通ればいいのではなくて、本丸は2025年度の本予算ですから。税制改正に向き合う与党の姿勢、どれだけ我々の、つまりは国民の要望している減税を呑むのか。対応によって本予算の我々の立ち位置や戦略戦術はガラッと変わると思います」と牽制する。
問われる野党の在りよう
一方、榛葉幹事長には少数与党の今だからこそ野党の在りようが問われているとの思いがあり、「野党の振る舞い、野党の所作、ただ自民党をやっつけるためだけの野党なのか、つまりは日本の政治を混乱させるためだけの野党なのか、しっかり国民に向き合って、国民の生活をより良くする具体策を持った野党なのか。予算委員長が野党になり、憲法審査会の会長が野党になり、国民が野党の立ち振る舞いを極めて厳しくウォッチすると思いますね」との見解を示した上で「野党というのはたまに暴投を投げて『取ってみろ!』と言って、『取れねぇじゃねぇか!』と言うことがあるんですけれど、我々はしっかり取れるボール(を投げ)、でも(与党からすると)『このボールを取るとしんどいな』、でも『取れば国が良くなるな』と。今までの政治を変えるチャンスだと思うんですね」と断言する。
参院選は“バブル”が起きづらいが…
2025年は3年に1回の参院選イヤー。 衆院選の結果がまぐれと言われないためにも結果にこだわる覚悟で、榛葉幹事長は「(掲げた政策を)常に満額に近づける努力をこれからずっと続けてやっていくと同時に新しい政策をまた提案して、1つ1つ国民に政局ではなくて政策実現のワクワク感ドキドキ感を感じてもらいながら、この勢いを継続もしくはさらに大きくしていって、参議院選挙でも勝ちたいと思っています」と強い決意をにじませた。 榛葉幹事長いわく「衆議院(議員選挙)ほどバブルが起きづらい」という参院選だが、2022年の参院選比例代表で国民民主党が獲得した票数は約316万票で3人が当選していることから「全国比例を今の倍増はしたいと思っています。今の支持率ですとこれは上回れると思っているので、2桁に近づけるように我々頑張っていきたい」と意気込んでいる。 (テレビ静岡)
テレビ静岡