「遊びたくなる」「テキトーに流して走るのが楽しい!」ホンダ モンキー125試乗インプレッション
またモンキー125で面白いのは、乗ると“ついつい余計なことをしたくなる”ところ。おそらくモンキー125の軽量コンパクトさがそうさせるのだろうが、走っているうちに、リヤをブレーキロックしたらうまくブレーキターンできるんじゃないの? とか、コイツとならもしかしてフロントアップできるんじゃないの? なんて気分になってくる。 遊び心がくすぐられるというかなんというか……、ついつい余計なことをしたくなる(笑)。でも、これこそがモンキーというバイクのキャラクターの核心だ。 ──【TESTER 谷田貝洋暁】初心者向けバイク雑誌の編集長を経てフリーランス化したライター。“無理/無茶/無謀”の3無い運動を信条としており、毎度「読者はソコが知りたい!」をキラーワードに際どい企画をYM編集部に迫る。
オールドウイングシリーズとは?
ホンダが1960年代に使っていた“旧タイプのウイングマーク”を模したエンブレムを備えるのがオールドウイングシリーズ。2024年現在、オールドウイングシリーズはモンキー125、スーパーカブC125、CT125・ハンターカブ、ダックス125の4台がある。 モンキー125はオールドウイングシリーズの中で唯一クラッチレバーを備えたMT仕様。他のモデルは自動遠心クラッチ仕様でAT限定免許で運転可能だ。 ──スーパーカブC125は初代スーパーカブ・C100の意匠をオマージュ。スマートキーにステンレスマフラー、切削ホイールなどを装備する“史上最も豪華なスーパーカブ”。 ──CT125ハンターカブは、カブお得意のユニットステアではなく、トップブリッジを備える車体からくる走行性能の高さがポイント。見た目通りきっちりオフロード走行もこなす。 ──プレスフレームを引っ提げ、ダックスが125ccで復活。タンデム性能にこだわり、各種快適装備に加え、車体の2人乗り時の走行バランスがとてもいい。
Honda Monkey125
主要諸元■全長1710 全幅755 全高1030 軸距1145 シート高776(各mm) 車重104kg(装備)■空冷4ストロークSOHC単気筒 123cc 9.4ps/6750rpm 1.1kg-m/5500rpm 変速機5段リターン 燃料タンク容量5.6L(レギュラー指定) ブレーキF=ディスク R=ディスク タイヤサイズF=120/80-12 R=130/80-12 ●価格:45万1000円 ●色:赤、黒、白/灰