プロを目指す高校生の芸術 12、13日に松阪で作品展、伊勢の美術塾 三重
【伊勢】写真家やイラストレーターなどアートのプロを目指す高校生たちが企画する美術展「学生アート展 Mieミライガイド」が、12、13日の2日間、三重県松阪市の松阪市文化財センターで開かれる。入場無料。 伊勢市の美術塾「明修美術予備校」に通う高校生でつくる実行委が企画。新春に合わせ「伝えよう三重の愛(め)でたい文化」をテーマに、市内の高校に通う6人が、地域の伝統文化や正月の伝統行事にまつわる立体造形や写真、絵画など約60点を展示する。 伊勢神宮式年遷宮に向けた「お木曳行事」で使われる「お木曳車」を段ボールで制作。全長1メートル、高さ70センチ。行事に向けた「試し曳き」に参加し、実際に車に触れて創作にいかした。伊勢地方のしめ縄も段ボールで再現。神宮の年越しの大かがり火や地域の祭りを捉えた写真、正月にちなんだ百人一首のイラスト、大きな羽子板のオブジェなどもある。 事務局長の伊勢高校1年松林愛目(まなめ)さん(16)は「伝え残したい伝統文化を、高校生がどのように表現したか見てもらえたらうれしい。気軽に三重の文化に触れ、楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。