日本時間6日0時からパリ五輪・自転車トラック競技がスタート 日本勢出場種目のルール、見どころを解説
日本時間8月6日、パリ五輪・自転車トラック競技「女子チームスプリント」と「男子チームパシュート」「男子チームスプリント」が行われる。日本勢は「男子チームパシュート」に中野慎詞(25歳、日本競輪選手会)、今村駿介(26歳)、窪木一茂(35歳、日本競輪選手会)、橋本英也(31歳、日本競輪選手会)、「男子チームスプリント」に長迫吉拓(30歳)、小原佑太(28歳、日本競輪選手会)、太田海也(25歳、日本競輪選手会)が登場する。 日本勢が出場する「男子チームパシュート」は日本時間6日0時27分から予選がスタート。出場選手は中野慎詞、窪木一茂、橋本英也、今村駿介の4名だ。 4人1組のチームで先頭交代しながら4km(250mバンク16周)を走る中距離種目で、「団体追い抜き」とも呼ばれる。対戦チームはそれぞれホーム側・バック側のセンターラインからスタートし、3番目の選手がゴールしたタイムを競う。相手チームを追い抜いても勝利となる。 勝利の鍵は4人が織りなす1本ラインで、4人の力を合わせて維持するスピード、風圧と戦うための一糸乱さぬチームワーク。同種目は今年2月、アデレードで開催された「ネイションズカップ第1戦」で日本記録を1秒近く更新(結果は5位)しているが、その時とメンバーは異なり、短距離を主戦場にしている中野慎詞がメンバー入りしている。世界での躍進に期待したい。
同じく日本勢が登場する「男子チームスプリント」予選は2時9分スタート。日本代表は長迫吉拓、小原佑太、太田海也の3名が出場予定だ。 短距離で唯一のチーム種目で、3人1チームでトラック3周のタイムを競う。1周ごとに先頭選手が離脱していくのが特徴の種目で、スタートダッシュが重要な第1走者、そしてそのスピードを最高速度まで引き上げる第2走者、ゴールまでスピードを維持するための持久力が求められる第3走者と3人の役割は異なる。 同種目では2023年9月に開催された「第19回アジア競技大会」で金メダルを獲得。また今年のネイションズカップ第1戦、第2戦では銀メダルを獲得しており、パリ五輪でのメダル獲得に現実味がある。まずは予選突破を確実なものにしたい。 なお、各種目は民放公式テレビ配信サービス「TVer」にて無料ライブ配信される。
タイムスケジュール(日本時間6日)
0:00~ 女子チームスプリント予選 0:27~ 男子チームパシュート予選 1:55~ 女子チームスプリント第1ラウンド 2:09~ 男子チームスプリント予選 2:46~ 女子チームスプリント決勝