【韓国】韓国企業のM&A投資4割減、内外環境悪化
韓国企業評価サイトのCEOスコアが地場大企業361社を対象に実施した調査によると、2024年の合併・買収(M&A)投資規模は12月13日時点で計8兆5,808億ウォン(約9,174億円)と、前年通年と比べて39.3%減少した。M&A実行件数も計50件と、42.5%の大幅減となった。 このうち、買収額1兆ウォン以上の大型M&Aは、韓国フルサービスキャリア(FSC)の大韓航空によるアシアナ航空の買収(買収総額1兆8,000億ウォン)の1件にとどまった。買収件数で見ると、電気設備メーカーのLSエレクトリックの5件が最多となった。 ■SKやネイバーは沈黙の1年 一方、近年は積極的なM&Aを進めていたIT業界は、カカオによる地場スタートアップ買収の1件にとどまり、SKグループやネイバーでは目立った動きはなかった。国内企業のM&A鈍化についてCEOスコアは、不安定なグローバル市場と内需不振が影響したと分析している。