立憲民主党の新体制が始動!新たな執行部メンバーの経歴・政策まとめ
立憲民主党は9月23日に開いた臨時党大会で代表選挙の投開票を行い、新代表に野田佳彦衆院議員を選出しました。野田氏は翌24日に新たな執行部の人事をまとめて承認を受けました。党の要となる幹事長や政調会長を始めとした役員に中堅人材を起用する考えです。
決選投票の末、野田氏を代表に初選出!
現在の立憲民主党になってから3度目の代表選には、野田氏のほか初代代表の枝野幸男衆院議員、前代表の泉健太衆院議員、1期目の吉田晴美衆院議員が出馬しました。 1回目の投票結果は下記の通りでした。 ≪1回目 投票結果≫(合計738ポイント)過半数369 ・野田佳彦氏=267ポイント(うち国会議員45票90ポイント、公認候補予定者票38票38ポイント、党員・協力党員・地方議員139ポイント) ・枝野幸男氏=206ポイント(うち国会議員33票66ポイント、公認候補予定者票17票17ポイント、党員・協力党員・地方議員123ポイント) ・泉健太氏=143ポイント(うち国会議員29票58ポイント、公認候補予定者票26票26ポイント、党員・協力党員・地方議員59ポイント) ・吉田晴美氏=122ポイント(うち国会議員28票56ポイント、公認候補予定者票17票17ポイント、党員・協力党員・地方議員49ポイント) ≪2回目 決選投票結果≫ ・野田氏=232ポイント(うち国会議員72票144ポイント、公認候補予定者票60票60ポイント、都道府県連28ポイント) ・枝野氏=180ポイント(うち国会議員63票126ポイント、公認候補予定者票35票35ポイント、都道府県連19ポイント)
野田氏「結果が出たらノーサイド」「本気で政権を取りにいく覚悟」
野田氏は1957年千葉県船橋市生まれ、早稲田大学政経学部卒業。松下政経塾で学び、1987年から千葉県議会議員を2期連続で務めました。1993年の衆議院議員選挙で初当選、現在までに通算9回連続当選しています。財務大臣、第95代内閣総理大臣を務めたほか、衆議院懲罰委員長、民主党国会対策委員長、民主党国民運動委員長、民主党広報委員長、民主党幹事長代理、民進党幹事長、民進党最高顧問等を歴任。現在は立憲民主党最高顧問を務めています。 野田氏は23日の代表選後、「フェアプレーの究極は、結果が出たらノーサイド。みんなの力を合わせて、心を合わせて、打倒自民党に向かっていきたい。私は本気で政権を取りにいく覚悟です。闘いはもう今日から始まります」「27日に自民党がどういう総裁を選ぼうと、臨時国会が1日から始まる。まずは国会の準備、そして総選挙は間違いなく、早い段階で実施されますからその戦いの準備を今日から始めたいと思います」と決意を語りました。 また、来年10月に任期満了が迫る中、早ければ今月中にも噂される次期衆院選については、「自公を過半数割れに追い込む。そのために野党の議席最大化が現実的な戦略だ」との目標を示しました。