『ブルーモーメント』で話題の出口夏希さん。成長していく姿もドラマの見どころ
山下智久さん主演のドラマ『ブルーモーメント』で気象庁気象研究所の研究官であり、SDMのチーフを務める晴原(はるはら)柑九朗(山下智久)の助手・雲田彩を演じる出口夏希さん。ゴールデンプライム帯の連続ドラマでは初となるヒロイン役です。作品や演じる”彩”について伺いました。
出口夏希さん「けっしてくじけず自分の考えがある彩はかっこいい」
『ブルーモーメント』は、甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、知恵と知識を駆使し、命懸けで救助に立ち向かうSDM(特別災害対策本部)メンバーの奮闘を描いた物語。原作は小沢かなさんの人気コミック『BLUE MOMENT』。壮大なスケールと迫力ある映像、感動的なストーリーが早くも話題を呼んでいます。 「オファーをいただいたときは、この重要な役を演じられるかなと思いました。すごく悩みましたが、原作や台本を読み、物語のすばらしさと彩の成長過程が描かれていることに感動して、心配な気持ちよりもやってみたさが勝ったので、がんばりたいと思いました」 帰国子女の彩は中国語が堪能。思ったことをズケズケ言ってしまう性格のため、組織人には向いておらず、前職を退職することに。そんななか、気象庁の求人募集を見つけて応募したところ、名前に“雲”がついているという理由だけで、晴原の研究助手に採用されます。 「彩は自分の考えがちゃんとあって、はっきりと意見が言える子。壁にぶつかったときはくじけそうになるけど、どうしたらいいのか考えて、けっして負けないところがすてきだなって。私はすぐに諦めかけたり、自信をなくしたりすることが多いので、彩はかっこいいなと思います」
流暢な中国語の裏には努力も…
出口さんは地上波の連ドラでは初となる中国語を披露し、その流暢(りゅうちょう)さも話題になっています。 「普段、家の中では中国語を話していますが、家族としか話さないですし、福建省の方言に近いので発音がすごく心配です。観ている方が違和感を覚えたらいやだなと思って、北京語のセリフの発音を何回も聞いています。彩はイラッとすると、つい中国語がでてしまうので、そんな姿もおもしろいと思って観ていただけたらうれしいです」 気象災害を描く本作では、過酷なロケを敢行。雪山の遭難者を救助するシーンでは、実際に福島県の雪山でロケを行ったそう。 「吹雪で寒かったのですが、私よりもスタッフさんや救助隊員役の役者さんの方が大変だったと思います。彩が成長すれば、現場に出られるようになると思うので、早く成長したいです。そこでしかできない経験ですし、勉強になると思います」 あまりにも気象素人なせいで、初めはまったく使いものにならない彩ですが、晴原に懸命に食らいつき、自然の厳しさを実感することで、次第に成長していきます。そんな彩の変わっていく姿もドラマの見どころです。
ESSE編集部