「ネオノームコア」時代が到来！注目メンズコーデを紹介
“normal”と“hardcore”をかけ合わせた造語である「ノームコア」。“究極の普通”という意味を持つその言葉通り、極めてシンプルにまとめた着こなしのことを指し、そんな普通すぎるスタイリングが逆におしゃれであるとされている。今回は「ノームコア」をテーマに、注目の着こなしを紹介！ 次なる“コア”ブームとして注目されている「グランパコア」とは？
「ノームコア」は“究極の普通”を追求した着こなし
ノームコアとは“究極の普通”を追求したスタイルであり、2013年～2014年頃にニューヨークを中心に発生し日本でも流行したミニマルなスタイリングのことを指す。イッセイミヤケのタートルネックニットにリーバイスの501、ニューバランスの992を“制服”的に着用し続けたスティーブ・ジョブズ氏のスタイルは、ノームコアの代表的な例として知られている。このスタイルにおいて重要なのは、ただシンプルな服を選ぶだけでなく、こだわりを持ってシンプルな装いをあえて作っているという点。使用するアイテムにこだわりがなければ、本当に“普通の着こなし”になってしまうことは押さえておきたい。 ノームコアに使用されるアイテムは、リーバイスの501やアディダスのスタンスミス、チャンピオンのスウェットトレーナーやラコステのポロシャツなど、定番中の定番と位置付けされるようなシンプルなものが多い。色は白・黒・グレーのモノトーンや、ネイビー・ベージュなどのベーシックなカラーが基本。その“普通”のアイテム、色をどう組み合わせるかによって、ノームコアスタイルがおしゃれにキマるかどうかが左右される。 OTOKOMAE編集部「昨今はノームコアと近い路線で「Quiet Luxury(クワイエット・ラグジュアリー)」という、ロゴやブランド名で判断できない控えめなハイブランドの服をあえて纏うスタイリングも注目を集めています。巷では“真の富裕層が好むファッション”とも解釈されている模様。」
“ネオノームコア”時代が到来！10年前との違いはシルエットにあり
2020年あたりから「ロゴドン」や「ネオンカラー」「ストリート」といった周りの目をひく華やかなファッションが注目され続けた反動からか、落ち着きのあるシンプルなファッションが気分になっている洒落者が増えている。昨年からシティファッション、キレイめコーデというキーワードがもてはやされ、この2023-2024年秋冬では遂に「ノームコア」が再注目されるように。そして今年のノームコアの着こなし方は10年前と少し違う。全体的にゆったりとしたリラックス感のあるシルエットで着こなす「ネオノームコア」にスタイルが進化している。
