地震のとき、大事な愛猫をどう守る?「ハーネスに慣れさせて。非常フードは玄関に」災害ペット救助隊が語る
平時からハーネスに慣れさせておく
いつ来るかわからない災害に備え、愛猫を守る対策を平時から考えるべきと、うささんは話す。 「ハーネスが使えると避難所でもストレスが少なくいられます。日頃から慣らす練習を。また地震に驚いて猫が隠れてしまい、一時的に猫を残して避難せざるをえないときのために、比較的損壊しにくい玄関周りに災害用のフードを用意しておくことも有効です」 そして、飼い主とペットが同じ空間で避難生活を送れる「同室避難所」の設置を自治体に訴えていくことも重要という。 「一緒にいられる避難場所がないために、ペットと自宅に残って亡くなった方々を見てきました。アレルギーを持つ人たちなどとの区分けは必要ですが、不可能ではありません。住民の声が届き、同室避難所を設ける自治体も少しずつ増えています。意見書を出すなど働きかけていってほしいです」 うささん 災害時ペット捜索・救助「チームうーにゃん」代表。絵本作家、脚本家、俳優としても活動している。著書に『災害で消えた小さな命』(毎日新聞出版)があり、チャリティー絵画展も主催。 猫とは:たいせつな家族 K-POP界のレジェンド、ドンヘさん、ウニョクさんをお迎えしたスペシャルインタビュ―、JOさんと愛猫ミントの貴重な2ショット、SNSで話題沸騰中のマンガ『猫に転生したおじさん』作者・やじまさんによる特別描きおろしマンガ&シール付録など、「猫のいる毎日は。」特集は「CREA」2024年夏号でお読みいただけます。
熊坂麻美