走行中にライトが切れた!そのまま走行し続けてもよいのか?
走行中にライトが切れるトラブル発生!どうしたらいいのか
バイクのヘッドライトは、走行中に突然球切れを起こすことがあります。暗い夜道や薄暗いトンネルであれば球切れに気づきやすいものの、昼間の明るい時間帯や、照明がたくさん設置してある市街地などでは、気づかずそのまま走り続けてしまうことも少なくありません。 【画像】ライトが切れた場合の対処方法を画像で見る(10枚)
ヘッドライトが点かなくなる原因は、配線トラブルやスイッチの接触不良などのケースもありますが、球切れで起こることがほとんど。ロービームとハイビームは1つの電球でまかなっており、通常はよく使うロービームのほうが先に切れることが多くなっています。 球切れは都合よく自宅にいる時に気づければベストですが、電球は消耗品のため、いつ切れるかわからないのが怖いところです。なお、高寿命のLEDはほとんど球切れしないので、点かなくなった場合はほかの原因を疑ったほうがよいかもしれません。 現在、新車で販売されているバイクはヘッドライトのON/OFFのスイッチがなく、エンジンをかけたら常時点灯するように義務化されています。そのため、昼間であってもライトが消えた状態で走行していると、取り締まりの対象になってしまうので注意が必要です。 ヘッドライトの球切れで違反が認められると「整備不良(尾灯等)」が適用され、違反点数1点と反則金が二輪車で6000円、原付で5000円の罰則が科せられます。なおこの罰則は、テールランプやナンバー灯などの灯火類すべてが対象。とくに目の届きにくい、テールランプの球切れは夜間でも気づきにくいので、運転する前に小まめにチェックするようにしましょう。 では、もしも走行中にヘッドライトが切れてしまった場合は、どのように対処すればよいのでしょうか。
走行中にヘッドライトが切れた場合は、まず安全に停められる場所を探してすみやかにバイクを停止させます。そして、バイクショップや整備工場などが近いようであれば、そこまでバイクを押して移動させてバルブの交換を依頼しましょう。 もし距離がありバイクを押して歩くのが無理そうなら、JAFや自動車保険のロードサービスを要請するという方法もあります。ただし、ロードサービスでは基本的にバルブ交換の作業はしてくれないため、バイク用品店や整備工場、または自宅まで搬送してもらえるよう依頼すると安心です。 ちなみに、バルブの交換は付け替えるだけなのでそれほど難しくありません。バイクに詳しくない人でも簡単にできるので、その場でバルブを交換するという方法もひとつの手。 自分で交換する場合は、バイク用品店などでも電球を購入できるので、近くにあるようなら買いに行って交換するとよいでしょう。ただ、ライトが切れたバイクでは走行することはできないので、一旦バイクを停められる駐輪場を探すか、駐車場のあるコンビニなどを探して事情を説明してお願いすれば、一時的に停めさせてもらえるかもしれません。 また長距離ツーリングをよくするという人は、もしもの時のために、予備の電球をバイクに積んでおくという方法もオススメです。