陸上のサニブラウン、脚の状態は「元気です」19日のセイコーGGPでパリ五輪標準「しっかり出して夏のビッグイベントへ」
陸上男子100メートルで世界選手権2大会連続ファイナリストのサニブラウン・ハキーム(東レ)が16日、都内で行われた「プレスカンファレンス2024 特別開発商品発表」に出席。シューズのみならずアパレルでも速さをかなえるため、東レとプーマがタッグを組んだ新商品「HSB DAWNコレクション」が6月に発売される。開発にも携わったサニブラウンは「着ていて練習の邪魔にならず、快適に自然に練習できる素材にしていただいています。汗を吸収しますし自分は肌も弱いのでUVカットも」と充実の表情で話した。 今シーズンは屋外で100メートルを3試合走っている。初戦は10秒02(追い風0・5メートル)、第2戦は10秒04(追い風1・7メートル)、第3戦は10秒15(追い風0・9メートル)。パリ五輪の参加標準記録(10秒00)はまだ突破できていない。5月5、6日はバハマで行われた世界リレーに出場。5日の予選は1走を務め、パリ五輪出場権を獲得。決勝は脚に張りを訴え、6日昼にメンバー変更された。 現在の脚の状態については「元気です」とサニブラウン。次戦は19日のセイコー・ゴールデングランプリ(東京・国立競技場)に出場予定だが「そこでしっかり(参加標準記録を)出して夏のビッグイベントに向けてしっかり準備していきたい」と日本ファンの前で快走を宣言した。 パリ五輪へ向けても、思いは強い。「世界陸上で決勝には行きましたが、満足のいく結果は出せていない。決勝で100パーセントが出せていなかったので、しっかりパフォーマンスを出す。メダルラインに届きたいですし、やりたいこと、つかみたいことがたくさんある五輪になると思います」と胸を躍らせた。
報知新聞社