【NFL】WRサミュエルが持つ多才さに期待するビルズOCブレイディ
プロボウルに何度も選出され、過去4シーズンにわたってビルズの不動のナンバーワンWRだったステフォン・ディッグスがチームを去った。ディッグスがヒューストン・テキサンズにトレードされたため、クオーターバック(QB)ジョシュ・アレンには、新しいナンバーワンターゲットを見つける必要がある。
もしかすると、それはサミュエルかもしれない。サミュエルは、昨季もビルズにいたカリル・シャキールや、新人キーオン・コールマン、そのほか数多くの新加入選手、マルケス・バルデス・スカントリング、マック・ホリンズ、チェイス・クレイプール、K.J.ハムラーといったなじみのある名前も含まれているレシーバー陣に加わる。
ブレイディOCがさらに楽しみにしているのは、サミュエルと以前よりも多くの時間をともにできることだ。2020年のオフシーズンは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの影響で、さまざまな点で通常とは異なり、アクセスや通常の活動が制限されていた。しかし、今回は何の制約もない。
ブレイディOCは「彼と一緒に過ごした1年はCOVIDの年だった」と振り返り、次のように話した。
「だから、オフシーズンに彼とあまり多くのことをする機会がなかった。初めて会ったのはトレーニングキャンプで、そこで彼に何ができるのかを把握し始めたんだ。最初はワイドレシーバーとしてプレーさせて、一部でランニングバックとしてキャリーの機会を与えた。私のキャリア1年目のシーズン第2週でクリスチャン・マカフリーがケガをして、ロースターには優秀なランニングバックがいたから問題なかったのだが、その一方で、“どうやったら、この選手を活かせるか?”という状況だった。彼はその状況を受け入れて、自分なりにプレーしてくれた」
今回もそれが期待されている。
27歳のサミュエルのスキルセットは依然として魅力的だが、ブレイディOCほど一貫してサミュエルの潜在能力を引き出せた人物はいない。