スペインに惨敗でファンの支持を失い、斬新なアイデアも皆無。レーブがドイツ代表を上昇気流に乗せるとは…。
確実視されるW杯予選突破指揮官は人一倍喜んだはず
14年もの長期政権を敷くレーブ。ドイツ代表をふたたび上昇気流に乗せるには新鮮な空気を入れ、チームを活性化するほかないが……。(C) Getty Images
成績不振によってファンの支持を失い、問われるべき責任はサッカー連盟に転嫁。もはや斬新なアイデアやチャレンジ精神は湧かない。それでも続投が決まったレーブ監督が、ドイツ代表を上昇気流に乗せるとは思えない。(文:ルドガー・シュルツェ/訳:安藤正純 2021年1月7日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック ドイツ』を転載) ―――◆―――◆――― カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選の組み合わせ抽選会が昨年12月7日、スイスはチューリヒのFIFA本部で催された。ポット1(第1シード)のドイツはルーマニア、アイスランド、北マケドニア、アルメニア、リヒテンシュタインとグループJで同居。くじ運の強さ――ドイツの伝統だ――を発揮し、予選突破へのハードルが低そうな組に入った。楽勝どころか大勝の連続が期待され、18大会連続20回目の本選出場が確実視されている
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