注目のLUUPは躍進か岐路か!?「脱・電動キックボード」の動きはどうなる? 運転マナーが与える市場への影響とは
●シェアリング市場は“通信大手vs.ループ”の2強対立へ
今年7月には、競合関係にあった「HELLO CYCLING」と「ドコモ・バイクシェア」が、ポートの共同利用などで事業提携すると発表。 これにより、電動モビリティのシェア市場は「docomo vs. Softbank vs. LUUP」の三つ巴から、「docomo&Softbank陣営 vs.Luup」の構図に変わったと言われますが、グラフィットの電動サイクルは、通信大手2社の資本力を背景に、今後、全国に普及が拡大していくかもしれません。 対抗するループは着座タイプの特定原付「電動シートボード」を発表し、24年冬以降にシェアサービスを開始すると発表しています。 ここに来て、加速し始めた“脱・電動キックボード”の動き。「グラフィット」の鳴海代表は「電動キックボードの車両の普及は一旦緩やかになり、今後は『電動サイクル』のような着座型のモビリティにどんどん置き換わっていくと思います」と見ています。 家から駅、駅からオフィスへ…ラストワンマイルの移動手段を巡る覇権争いは、ますます混とんとしていきそうです。
興山英雄