独VW、米リビアンへの出資を58億ドルに拡大 合弁設立へ
Akash Sriram [12日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)グループ と米新興電気自動車(EV)メーカーのリビアンは12日、VWがリビアンへの出資を16%増の58億ドルに拡大したと発表した。両社はEV用アーキテクチャとソフトウエアを開発する合弁会社を設立する。 両社は6月、VWがリビアンに50億ドルを投じると発表。赤字のリビアンにとって生命線となった。同社は借り入れコスト上昇とEV需要減速に見舞われる中、小型で安価な電動SUV(スポーツタイプ多目的車)「R2」を展開する準備を進めている。 リビアンのRJ・スカリンジ最高経営責任者(CEO)は記者団に「(イリノイ州)ノーマル工場でのR2の立ち上げだけでなく、ジョージア州の拠点でR2の生産を開始し成長させ、キャッシュフローをプラスにするための資金が確保できる」と述べた。 合弁会社の名称は「リビアン・アンド・VWグループ・テクノロジー」で、サブコンパクト車を含む関連するあらゆる車両セグメントにわたり、両社の将来のEV向けに先進の電気インフラとリビアンのソフト技術を統合することを目指している。