"ハズレくじ”が大当たり…ドラフト外れ外れ1位だった大物(6)4年前からの”酷使”で大乱調も
プロ野球ドラフト会議には、毎年大きな注目が集まる。ドラフト1位指名に至っては、競合の際にくじ引きを外し、希望した選手の獲得を逃す可能性もある。しかしながら、いわゆる“外れ1位”で指名した選手が大活躍を見せる事例も多くある。そこで今回は“外れ外れ1位”ながらも、大当たりとなった現役選手を紹介する。
清水昇(東京ヤクルトスワローズ)
・投打:右投左打 ・身長/体重:180cm/84kg ・生年月日:1996年10月15日 ・経歴:帝京高 - 国学院大 ・ドラフト:2018年ドラフト1位 4年連続で50試合以上に登板するなど、球界屈指のセットアッパーとなった清水昇。プロ入りは外れ外れ1位指名という形となった。 国学院大では2年春からエース格となり、4年春には最優秀防御率のタイトルを獲得。迎えたドラフト会議では、根尾昂(中日)、上茶谷大河(DeNA)の抽選を外した東京ヤクルトスワローズから1位指名を受けた。 ルーキーイヤーは思うような結果を残せなかったが、プロ2年目にセットアッパーへ定着。同年は30ホールドポイントを記録し、最優秀中継ぎ投手のタイトルに輝いた。 翌2021年には72試合登板、53ホールドポイント(3勝50ホールド)、防御率2.39の好成績を残し、2年連続で最優秀中継ぎ投手に。2022年はタイトルこそ逃したが、50試合登板で防御率1.16と抜群の安定感を誇った。 2023年も不動のセットアッパーとして厳しい台所事情を支えたが、2024年シーズンは開幕から背信投球が続き、4月下旬に二軍降格。 6月に一度は再昇格したが、状態が上がらず1カ月足らずで再びファーム再調整に。近年の登板数から、勤続疲労への不安の声も上がっている。
ベースボールチャンネル編集部