「家庭ではなかなか食べられない」“高級魚”が給食に!シリーズ・ご当地給食調査【THE TIME,】
全国の“ご当地給食”はどんなものがあるのか?ある小学校を取材すると、昔から祝いの席などで出されてきた“鯛と並ぶ高級魚”が給食に!なぜ給食に?子どもたちの反応は? 【写真を見る】「家庭ではなかなか食べられない」“高級魚”が給食に!シリーズ・ご当地給食調査【THE TIME,】 ■あなたの“ご当地給食”は? 「たまにチキン南蛮が出たりした」(宮崎県出身・男性) 「フグの身がゴロゴロ入った、フグ雑炊」(山口県出身・男性) 「さつまいものきんとんをパイ生地で包んだ、きんとんパイ」(茨城県出身・女性) 他にも、石川県輪島市では地元で獲れた「ベニズワイガニ」をひとり一匹ずつ。 福島県相馬市では11月に、地元のトラフグをふんだんに使った「ふぐめし」が給食に! このような「ご当地給食」が盛んになったのは2000年代からと、給食事情に詳しい記者は話します。 『日本農業新聞』給食百景取材班 佐野太一さん: 「子どもたちに地域のアイデンティティーを給食を通して伝えることで、将来のUターンやJターンにつなげたい。給食は“地域の個性を映す鏡”」 ■湖にはさまれた街の“ご当地給食” そして、茨城県の東南部にある行方(なめがた)市。 日本第2位の湖・霞ヶ浦、さらに北浦という二つの湖に挟まれ農業と水産業が盛んな街です。 『行方市立麻生小学校』では月に一度のご当地給食の日ということで、THE TIME,マーケティング部の西堀文部員も参加させて頂きました。 西堀部員: 「今日のメニューはお野菜のスープみたいなのと、もやしのナムルみたいなサラダとお魚のフライですかね」 一体何が、ご当地なのかというと… 生徒: 「鯉。鯉の揚げ煮」 そう、竜田揚げのような魚のフライが、地元特産の「鯉」を使ったご当地メニュー。 ■手間をかけて「鯉」を美味しい給食に 給食に出される鯉を育てている水産業者『山源』に行ってみると、生け簀には大きな鯉がたくさん!体長は70センチほどで、重さは1キロ~1.5キロになるといいます。 『山源』海老澤剛義さん: 「どんなにいい鯉でも泥抜きをやらないと、美味しい甘い身にならない」