新しいiOSが出ても「すぐアップデートしない方が良い」と聞きました。本当ですか?【専門家が解説】
定期的にリリースされる、Appleの新しいiOS。すぐにアップデートすべきか迷う人もいるかもしれません。 【iPhoneユーザーに聞いた】歴代iPhoneの好きな機種ランキング そんなiOSのアップデートについて、「All About」インターネットサービスガイドのばんかが解説します。 (今回の質問) 新iOSが出てもすぐアップデートしない方が良いと聞きました。本当ですか? (回答) 特別な事情がない限りは、iOSは最新の状態にしておくことが推奨されます。ただしメジャーアップデートが行われた場合は、少しタイミングを見計らってもいいかもしれません。 どういうことなのか、以下で詳しく解説します。
◆“積極的”にアップデートした方が良い理由とは?
iOSのアップデートは、Appleから定期的にリリースされるソフトウエアの更新です。 iOSに更新がかかる理由はさまざまですが、大きくは「新機能の追加/既存機能の改善」「セキュリティーの強化・バグの修正」の2点です。 特に後者の「セキュリティーの強化・バグの修正」は、放っておいてもメリットがありません。外部からの攻撃を防いだり、iPhone自身の不具合を解消する目的で実施しているので、すみやかにアップデートすることが推奨されます。 「新機能の追加/既存機能の改善」も、使い勝手の向上や新しい便利な機能を使えるようになるので、特別な理由がない限りは早めにアップデートをした方が良いでしょう。
◆アップデートを控えた方が良いケースもある?
「アップデートをしない」というのは推奨されませんが、タイミングを見計らうのは良いと、筆者は考えています。 そのタイミングとは「大型のアップデートが行われたとき」です。 iOSのバージョンは「iOS ○○.△△.□□」という3種類の数字で構成されています。例えば「iOS 17.2.1」のように表記されますね。これらの数字がアップデートされるごとに増えていくのですが、それぞれ意味が異なります。
▼○○が増えるとき
これは「メジャーバージョンアップ」といって、かなり大規模な変更が行われます。「変更」というより「変身」に近いぐらいの違いになります。