パンデミック協議大詰め WHO、主張なお隔たり
【ジュネーブ共同】スイス西部ジュネーブで開かれている世界保健機関(WHO)総会は1日、閉幕日を迎えた。加盟国は感染症の世界的大流行(パンデミック)の予防や対応を定めた「パンデミック条約」案などを引き続き協議。ワクチン開発の技術移転などを巡り、先進国と途上国の主張に隔たりが残る。 今回の総会での採択を目標に交渉してきたが、多くの加盟国が交渉期間の延長を求めていた。総会の本会議を控え、1日は朝から草案に関する非公開の会合が開かれた。 緊急事態宣言の手続きなどを定めた「国際保健規則」の改定も協議した。