ジェフ・ベゾス。

11月6日にドナルド・トランプがアメリカ大統領選で勝利したことで、世界有数の資産家でアートコレクターでもあるジェフ・ベゾスとラリー・エリソンが数十億ドルもの利益を得た。 ブルームバーグのビリオネア指数によると、アマゾンの創業者であるベゾスの資産は11月5～6日にかけて71億ドル（約1兆1000億円）増加し、純資産総額は2280億ドル（約35兆円）となった。また、ソフトウェア会社オラクルの共同創業者であるエリソンは、同期間に純資産が99億ドル（約1兆5200億円）増え、同ビリオネア指数によると、彼の現在の純資産総額は1930億ドル（約30兆円）だという。 US版ARTnewsが選出するトップ200コレクターズのリストにも名を連ねるベゾスとエリソンは、ブルームバーグの億万長者リストではそれぞれ2位と4位にランクインしている。 ベゾスは、トランプが当選した直後に勝利を祝福したビリオネアの一人であり、トランプの再選を祝う言葉をXに投稿した。 「これほど大きなチャンスに恵まれた国は他にない。私たちが愛するアメリカを導き、団結させるために、@realDonaldTrumpの成功を祈っている」 こうしたなか、高級ブランドコングロマリットのモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン（LVMH）のCEOを務め、同トップ200コレクターズの一人であるベルナール・アルノーは、トランプが再選した際に資産が29億ドル（約4445億円）減少し、1730億ドル（約26兆5166億円）となった。ブルームバーグが選出した上位10人のビリオネアのうち、11月5日以降に資産が減ったのはアルノーだけだった。（翻訳：編集部）