【カブス4－5xレッドソックス】＠フェンウェイ・パーク

第3打席で代打を送られて途中交代となった吉田正尚（Getty Images）

　日本時間4月29日、レッドソックスは全国放送の「サンデーナイト・ベースボール」でカブスと対戦。4点リードから同点に追いつかれたものの、タイラー・オニールのタイムリーでサヨナラ勝ちを収め、本拠地フェンウェイ・パークでの3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終えた。レッドソックス先発のタナー・ハウクは7回途中4安打1失点の好投を見せ、3番手のケンリー・ジャンセンが今季初勝利（0敗）をマーク。カブス5番手のマーク・ライターJr.は今季初の自責点がサヨナラタイムリーとなり、今季初黒星（0勝）を喫した。 【動画】レッドソックスのタイラー・オニールがサヨナラタイムリーを放つ（MLB.comより） 　レッドソックスは初回にエラー絡みで二死1・2塁のチャンスを迎え、コナー・ウォンのタイムリーで先制。3回裏にはウォンの打球が三塁ベースを直撃する幸運なタイムリーとなり、2対0とリードを広げた。ハウクの好投が続くなか、6回裏には二死2・3塁のチャンスを作り、ジャレン・デュランのタイムリー三塁打で2点を追加。ところが、7回表にマット・マービスのタイムリーで1点を返されると、8回表には2番手のクリス・マーティンがマイク・トークマンに3号3ランを浴び、4対4の同点に追いつかれた。しかし、9回裏に無死1・3塁のサヨナラ機を作り、タイラー・オニールの詰まった打球は遊撃後方への小フライとなったが、これがタイムリーとなって5対4でサヨナラ勝ち。「サンデーナイト・ベースボール」の一戦を制した。 　レッドソックスの吉田正尚は「6番・DH」でスタメン出場。1回裏二死1・3塁の第1打席はファーストゴロに倒れたが、3回裏二死1塁の第2打席でセンターへのヒットを放ち、2試合連続安打とした。6回裏先頭の第3打席は相手投手が左腕リチャード・ラブレイディから右腕イェンシー・アルモンテに代わったにもかかわらず、代打を送られて途中交代。米公式サイト「MLB.com」でレッドソックスを担当するイアン・ブラウン記者によると、吉田は左手を痛めたようだ（故障の程度は不明）。2打数1安打で今季の打撃成績は打率.275、出塁率.348、OPS.736となっている。