「カリマー」のリュックサック「コントア27」の無段階調節で得られるフィット感とは?
初心者から上級者まで、アウトドアにもタウンユースにも幅広く活用できる
容量27リットルといえば日帰りのハイキング、トレッキングに十分な大きさ。若干の余裕があるので、お湯を沸かしたり簡単な食事を作る装備(シエラカップやメスティン、ガスや固形燃料など)も無理なく持ち歩ける。 1泊程度の山小屋泊登山なら、山行の時期や内容によって携行するのに適した容量だ。着用するウエアによっても適切にフィットする背面長に若干の変化が生じるが、都度の調節が可能なのはうれしい。 「携行品の軽量化・コンパクト化が進み、低山歩きが人気の最近では小型リュックサックの需要が高いのですが、山行を快適にする上で欠かせないヒップベルトがしっかりしたモデルは少ないようです。『コントア27』は中型に分類されますが、容量27リットルと小型に近いサイズ感で、しっかりしたヒップベルトを備えています。初心者にも上級者にも自信を持っておすすめできます」
余談になるかもしれないが、本体生地のカラー4種類のいずれを選んでも、背負ったときに自分の前側にくる部分(ベルトやハーネスなどのパーツ)がすべてブラックで統一されているので、タウンユースの際にどんな服とも合いやすいのが何げなくポイント高い。
さりげない配慮のありがたみ、使っていくうちに気づく実用的デザインの数々
「両サイドのポケットは大きめにしてあって、1リットルのナルゲンボトルも収納できます。もちろん500ミリリットル前後のペットボトルも収めることができて、背負ったまま歩きながらでも取り出しやすいようなポケットの設計になっています。 また、本体の下部にアクセスジッパーを配置してあり、使用頻度が少ない割にいざとなるとすぐ取り出して使いたいもの……たとえばレインウエアですとか、防寒具、エマージェンシーキットといったアイテムへのアクセスに便利です」 上からも下からも携行品を取り出せるのは、環境の変化に柔軟な対応が求められるアウトドアにおいて心強い仕様だ。基本的には、比較的かさばるわりに軽いものを下部に入れて、重みのあるものは上部にくるようにパッキングすると、重心の位置が高くなりリュックサックをラクに背負える。左右の差をなるべく小さくするのもコツだ。